成人式だけじゃない?振袖の主な活用シーンについて考えよう!

公開日:2022/03/15  最終更新日:2022/11/16


振袖を着るシーンというとどんなシーンを思い浮かべるでしょうか。成人式がすぐに思い浮かぶことと思いますが、その他にも結婚式や卒業式といったさまざまなシーンで着用できます。また、振袖にはいくつか種類もあり、使い分けられています。今回はそんな振袖の主な活用シーンについて見ていきます。

振袖はどのような種類に分かれるの?

一口に「振袖」といっても「大振袖」「中振袖」「小振袖」の3つの種類に分かれます。

まず「大振袖」から見ていきます。大振袖は、「引き振袖」とか「お引きずり」ともいわれ、先ほどの3つの中では最も袖丈が長いものになります。だいたい104センチメートルから120センチメートルくらい(約3尺)になり、着用するとくるぶし辺りまでの長さになります。現在では成人式のシーンでも着用されるようになってきましたが、かつては花嫁が着る衣装として結婚式で使われていました。

振袖が登場した江戸時代初期には、18歳までの未婚の女性が着るもので若さの象徴とされていました。そうした経緯から、現在でも大振袖は未婚の女性の第一礼装とされています。かつて第一礼装として着用されていた頃は五つ紋を付けるのが決まりではありましたが、現在は略式で無紋でも着用されるようになっています。礼装として着用されることから、華やかなデザインのものが多いのも特徴です。

続いて、「中振袖」は、大振袖よりも袖の長さが短く100センチメートルくらいです。成人式で着用される一般的な振袖です。成人式の他には、結婚式、結納、お見合い、パーティーでも着用されます。

最後に、「小振袖」は袖丈が76センチメートルで、鯨尺と呼ばれる長さの単位では1尺が約38センチメートルであることから2尺分になります。そのため、「二尺袖」とも呼ばれます。よく使われるシーンとしては卒業式が挙げられます。袖が短いので、動き回るシーンでの動きやすさからよく使われるようです。

振袖の主な活用シーン

先ほども少し書いていますが、それぞれの振袖の活用シーンをまとめてみます。大振袖は、婚礼衣装の定番として用いられてきましたが、現代でも結婚式の披露宴でお色直しのシーンでよく用いられます。

まずウェディングドレスで登場し、その後、大振袖にお色直しする和洋折衷のスタイルが人気を集めているそうです。このように、大振袖は現代でも婚礼衣装の定番としての地位を維持しています。

次に、中振袖は、成人式のようなハレの日に着用されることが多いのが特徴です。パーティーや結婚式の披露宴に呼ばれたときにも着用しますし、卒業式や結納といったシーンでも着用されます。こうした自分が主人公ではないけれど、かしこまったハレの日に広く着用されるのが中振袖です。

最後に小振袖は、卒業袴として着用されることが多いです。軽くて動きやすいため、自分が主役でありながらも動き回る必要が多いシーンで重宝されます。かわいらしい柄が豊富にあることも選ばれる理由の一つです。

振袖レンタルなら着用場面に合わせて色や柄が選び放題!

振袖を着るシーンというと人生に一度ということも多いかと思います。そうしたシーンで着用する振袖は、レンタルがよいのか、購入するのがよいのか悩むところだと思います。かつては、家に代々伝わる振袖を着るということもありました。しかし、最近ではレンタルの振袖を着ることも珍しくありません。

レンタルする振袖のメリットの一つとして、価格が安くて済むということがあります。振袖を着るとレンタルするのに比べて2倍から3倍の費用が掛かるといわれています。とくにその振袖に何か特別な思い入れがあるという訳でなければ、レンタルするというのも大きな選択肢になってくるかと思います。買ってしまうと、その後の管理も必要になってきます。自分でカビや虫が付かないように保管しておかないといけません。レンタルならば、着終わったら、そのまま返却するだけで済みます。そうした手軽さもレンタルのメリットでしょう。

そして、レンタルのその他のメリットとしては、着る機会に合わせて柄や色を選べるという点です。成人式だけでなく、結婚式や卒業式でも着ることを考えると、その時々の雰囲気や他の人の振袖との相性も考える必要が出てくることがあります。たとえば、結婚式では、花嫁さんと柄が被らないようにとか、花嫁さんよりも目立ちすぎないように、といったことを考慮する必要が出てきます。そうした諸々の事情に合わせて柄や色を選べることはレンタルのメリットです。

 

今回は成人式だけでない振袖の活用シーンについて見てきました。振袖といっても3つの種類があり、袖の長さと共に着用されるシーンが分かれていました。そして、いざ振袖を着るとき、購入かレンタルかで悩むところですが、さまざまな着用シーンの諸々の事情に合わせて柄や色を選べ、保管・管理の手間が掛からないレンタルは有力な手段だということを見てきました。ぜひ、ハレの日にはご自身のベストの一着に身を包んで臨んでくださいね。

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