成人式の日に着用する振袖はレンタルと購入どちらを選ぶのがおすすめ?

公開日:2022/09/15  最終更新日:2022/11/16


女性なら一度は着てみたい振袖、成人式に着る女性が増えています。かつてはドレスやスーツなど洋装派もいましたが、今ではほとんどが振袖を着用しています。着物が見直されてきた要因もありますが、振袖に魅了される女性が少なくありません。今回は、成人式に着用する振袖をレンタルと購入のどちらを選ぶのがおすすめかをご紹介します。

振袖レンタルのメリット

予算を抑えられる

振袖を着るには着物だけでなく、帯や帯揚げ、帯締めなどさまざまな小物類が必要です。レンタルは振袖一式の価格となっているうえ、利用することで直ぐに着ることが可能です。草履やバッグ、髪飾りもセットになっていることが多く、リーズナブルな価格でレンタルできるのは、大きなメリットといえます。

アフターケアが不要

振袖を着たあとは返却するだけでOKなので、クリーニングなどアフターケアが不要です。シミや汚れがついた場合は専門店での染み抜きとなりますが、レンタルだと保管する必要もなく、収納場所やメンテナンスの心配もありません。ほとんどの着物レンタル店は、着たあとのケアは必要ないようです。

いろいろな振袖を着ることができる

レンタルすることで、1着だけでなくいろいろな振袖が着られます。多くのレンタル振袖の中から1着に絞るのは難しいですが、式典によって色柄の違う振袖を着られるのは幸せです。

振袖レンタルのデメリット

自分のサイズに合わない

振袖レンタルの場合、レンタルする振袖は既製品のため、身長や体型によって好みのものを選べないことがあります。また身長が高い人や低い人も選択肢は少なくなります。着物は洋服よりサイズを合わせやすいように思えますが、袖や身幅、丈などの長さが自分に合っていないと美しい着付けはできません。

何度も着る場合は割高になる

式典や披露宴など着る回数が多い場合は、購入より割高になる可能性が高いです。またレンタルといってもランクがあり、とくに新作の振袖は着付けや写真などセット料金のほかに別料金がかかる場合が多いです。

振袖を購入するメリット

お気に入りの振袖が何度も着られる

振袖を購入する際には、着たい振袖を慎重に選びます。好みだけでなく、サイズも自分に適したものを選ぶため、着姿が美しくなります。選択肢が広がるため、誰も着ていない自分だけの振袖を選ぶことも可能になるのです。レンタル店では総絞りやブランドの振袖をレンタルするのは難しいです。

そして大きなメリットは、お気に入りの振袖を何度も着られるということ。着たいときに何度も着られ、2回以上着るなら断然購入がお得です。

着まわせる

妹などに着まわすことが可能になります。帯や帯揚げなど小物類をほかのものにチェンジすれば、着姿が違う雰囲気に生まれ変わります。着物は小物類によって変化がつけられるので、最近ではママ振袖というのも人気となっているのです。自分の母親が着た振袖をアレンジして着るのが注目されています。将来、子どもや孫に受け継ぐことができるのは素敵です。

お店の特典が受けられる

振袖を購入すると、何らかの特典がついていることが多いです。たとえば、着用後のクリーニングが無料だったり、2回目以降の着付けがついていたりする場合があります。振袖購入者の家族にも特典があり、着付けが何回か無料になったりします。中には、卒業式に着用する2万円相当の袴がプレゼントされるのです。振袖の管理は難しく、シミや汚れを落とし保管しなければなりません。このような購入者の悩みに対し、呉服店ではサポート体制を整えています。

振袖を購入するデメリット

高額になる可能性が高い

振袖を着るには一式を揃えることになります。振袖一式とは、帯や帯揚げ、帯締めなど小物類を含め、草履やバッグも振袖に適したものを選ぶ必要があるのです。振袖一式の購入額は約25万~50万円が相場となっており、絞りや箔を施したものは100万円以上することもあります。なるべくリーズナブルな価格の振袖を選んだとしても、一式となると金額は嵩みます。

アフターケアが大変

振袖を購入すれば、着た後のケアや保管場所を考えなければなりません。シミや汚れが酷いときには、専門店でのクリーニングやシミ抜きは必須となります。保管場所も湿気の多い場所は禁物なので、桐の衣装ケースや桐のタンスなどが必要となってきます。振袖以外の出費となれば、予算は完全にオーバーとなってしまうのです。また虫干しなどのメンテナンスも重要で、お手入れが不充分だと振袖が傷む原因となります。

まとめ

「成人式の日に着用する振袖はレンタルと購入どちらを選ぶのがおすすめ?」という疑問に対しては、振袖をどれくらい着るかによって決められます。つまり活用頻度が決めてとなるということです。憧れの振袖であっても未婚の女性しか着られないことや、未婚女性の第一礼装であることから、式典や披露宴にふさわしい着物ということになります。どこへでも着ていける着物ではないので、式典などの予定がない人はレンタルが向いているかもしれません。着る機会が少ない振袖だからこそ、自分好みのものを着たいという人は購入がおすすめです。レンタルか購入かに迷ったときは、経験者や専門家のアドバイスを参考にするのが賢明です。

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