振袖を着る当日に生理が来てしまったら?知っておきたい対策法を紹介

公開日:2022/12/15  最終更新日:2022/11/16


振袖を着る日と生理が重なってしまい焦ることもあるでしょう。楽しみにしていた振袖なのに、生理によって気分は憂うつに。さらに、生理で振袖を汚してしまわないかも気になるところです。とくにレンタルの場合、弁償しなければいけないのかなど、悩みごとが尽きません。本記事では、振袖と生理について詳しく解説します。

振袖をレンタルする日に生理が重なってしまったら

振袖をレンタルする日に生理が来てしまった場合、レンタルは続行できるのでしょうか。結論から伝えると、振袖のレンタルは可能です。着物レンタル店によって異なりますが、クリーニング代はレンタル料金に含まれています。生理はクリーニングの範囲で落とせることが多いため、追加料金や弁償することはほとんどありません。

一方、レンタル料金にクリーニング代を含んでいない場合は、クリーニング代を請求されるでしょう。生理と振袖をとおす日が被ったとき、どのような行動が望ましいのか、以下で詳しく解説します。

生理用品の準備

生理の予定日に近かったり今日は怪しいなと感じたりする場合、事前に生理用ショーツを穿いておくと安心です。不安な気持ちが大きくて振袖を楽しめそうにないときは、おりものシートをつけて生理が来ても経血が振袖につくのを防ぎましょう。生理が来た場合、漏れるリスクを減らすために夜用のナプキンやタンポンなどをしておくと安心できます。もちろんタンポンだけでなく、タンポンとナプキンを組み合わせましょう。

生理と重なっても安心して振袖をレンタルする対策法

振袖の場合、着る日がだいぶ先になることがあります。予約するときに生理が近いかどうか判断するのは難しいでしょう。また、必ずしも予定日どおりに生理がくるとも限りません。万が一、レンタルした振袖を着る当日に生理が来ても安心できる対策法をご紹介します。

色の濃い振袖を選ぶ

色の濃い振袖は、生理が付着しても目立ちにくくなります。濃い色は黒や紺などで、明るい色である黄色や白は目立ちやすくなるので注意が必要です。

生理に備えたグッズをそろえる

生理で振袖の色を決められるのは不満を感じるものです。生理が来たとき焦らずに対応できるよう、前もってグッズを揃えておくのも対策法のひとつ。夜用など大きめのナプキンやタンポン、防水効果のあるサニタリーペチコート、着脱しやすいサニタリーショーツなどを準備しておきましょう。

着脱がスムーズなサニタリーショーツですが、具体的には股上の浅いものです。股上が浅いことで、振袖を着ている状態であってもショーツの着脱がスムーズに感じる場合があります。また、生理痛に苦しまないための痛み止めの薬や腹痛を和らげるカイロもそろえておくと安心です。

振袖を着た状態でのトイレ

振袖を着ている途中にトイレに行くとき、そのままの状態でトイレに座っては振袖を汚す恐れがあります。振袖に汚れをつくにくくする方法として、大きめのクリップを使います。大きめのクリップ2~3個を裾や袖など、落ちやすい部分に止めておくと汚れにくくなったり生理中のトイレもしやすくなったりするなど便利です。

クリップは強度のあるものは避けましょう。強度のあるクリップで振袖を挟むと、生地にダメージを与えるかもしれません。なるべく強度の強すぎない大きめのクリップを選びましょう。お店やネットには着物用のクリップが販売されているので、生地へのダメージが気になる場合は着物用クリップを選択すると安心できます。

レンタルした振袖を経血で汚してしまったときの対処法

ここでは、経血で振袖を汚してしまった場合の対処法についてご紹介します。ただ、経血で汚したものすべての振袖が応急処置できるとは限りません。素材や経血のついた面積などによって、対処できるかが分別されるのです。その場で対処できる経血の面積は1cmほどです。

それ以上だと、汚れを広げてしまう危険があるため、その場での対処は避けます。また、表生地にまで経血が染み渡っているのも控えましょう。表生地まで染みついていた場合、応急処置をしてもほとんど落とせません。

その場での対応方法

まず、経血で汚れた部分にティッシュで押さえつけずに軽く拭きます。そのあと、タオルやハンカチを濡らしてしっかり絞ります。そのタオルで経血によりシミになった部分を軽く拭き、シミが目立ちにくくなれば乾いているタオルやハンカチで水分を吸収します。

生理と被りそうなときはレンタル店に相談

生理と振袖を着る日が被りそうなときは、前もって着物レンタル店に相談するのも試手段です。しかし、生理はデリケートなものなので、必ずしも相談する必要はありません。ただ、経血が振袖についたときの対処法などを事前にレンタル店に聞いておくと、いざというときに焦らずに対応できます。お店によっては、ホームページや規約に経血による汚れの対応を記している場合もあるので、ホームページなどに目を通すのもよいでしょう。

まとめ

レンタル振袖を着る日に生理が来ると、常に振袖に生理がつくのではと不安を抱くものです。生理が振袖につくリスクを減らすためにも、生理用ショーツやサニタリーペチコート、大きめのナプキンなどを用意して対策しましょう。また、生理が来たときは、こまめにトイレに行きナプキンを変えるのもおすすめです。生理を気にせずに振袖を楽しめるように、事前準備はしっかりとしておきましょう。

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