振袖が着崩れする原因とは?自身でできる簡単な直し方を伝授

公開日:2023/07/15  最終更新日:2023/05/19

今回の記事は、これから振袖を身に付ける予定がある人向けに、着崩れの原因と治し方を紹介します。普段から着物に慣れていない人にとっては、着物が着崩れしたときにどのように対処すればよいのか分からないという人も多いのではないでしょうか。あらかじめ直し方を知っておくと、慌てることなく対処できます。ぜひ最後までご覧ください。

知っておきたい振袖が着崩れする原因

まず、着物が着崩れる原因を紹介します。着物が着崩れる原因は数多くありますが、未然に防止できるものばかりです。

体型補正ができていない

洋服を身に付けるときと、着物を身に付けるときではポイントが異なります。洋服の場合は体型を見せるためにメリハリを強調する場合があるでしょう。それによって美しさを演出します。

しかし、着物の場合は体型補正する必要があります。たとえば、胸のボリュームを押さえることや、ウエスト周りを同じ幅にするようにします。このような工程を踏まずに着物を身に付けると、着物にシワができやすくなるだけではなく着崩れの原因となるため、きちんと工程を踏むようにしましょう。

腰紐の緩み

軽めに腰紐を締めてしまうと、着崩れが起きやすくなってしまいます。たとえば、長時間着物を身に付けなければいけない場合や、食事をともなう接待などではつい腰紐を緩く締めてしまいがちです。

このような状態で過ごしていると、被害が拡大してしまう恐れがあるため、ウエストの位置で腰紐を締めるのではなく、臍の下で結びましょう。

臍の下であれば、強く結んでも痛みが発生しにくいです。また、無理して痛みを我慢する必要はありません。どうしてもつらい場合は、着付け師に相談しましょう。

所作が慣れていない

洋服で活動している時間が長いので、普段の感覚で行動していると着崩れの原因になります。たとえば、歩くときに歩幅を大きくして歩いていると、洋服を身に付けているときは堂々とした印象を与えますが、着物を身に付けているときはそのように捉えられません。

着物を身に付けて歩くときは、歩幅を小さくして内股気味にしましょう。そして、動作はコンパクトにします。

草履のサイズが合っていない

草履を履くことに慣れていない人も注意が必要です。自身の足のサイズに合ったものを選択しましょう。草履で着物の裾を踏んでしまうことが無いようにします。

また、草履の鼻緒がきついときは緩められますが、緩めすぎると歩きにくくなってしまうため、注意しましょう。

振袖が緩んだりたるんだりしたときの直し方

もし、振袖が緩んだりたるんだりしたら、どうするべきなのでしょうか。緩みやたるみを放置してはいけません。簡単に直せるようになっているため、状態がひどくならないうちに直すようにしましょう。詳しく解説します。

衿元が緩んだとき

帯の下にある衿先を少し引くと、元に戻ります。衿元は周りの人から一番視線を浴びる場所です。その部分が緩んでいると、相手にだらしない印象を与えてしまいます。

また、写真を撮影するときにも影響が出てしまうためすぐに直すようにしましょう。直し終わった後に化粧室などで確認する時間があればそのようにします。

胸元が緩んだとき

たるみを右側に集めて帯のなかに入れるようにします。着物の胸元も周囲の人の視線を集める場所です。華やかな柄や色をふんだんに取り入れている人も多いので、その部分が崩れてしまうとダメージが大きくなります。

おはしょりがたるんだとき

余分なおはしょりを、帯のなかに入れるようにします。ウエスト周りの印象を左右する重要な場所なため、すぐに対処しましょう。

振袖が下がってしまったときの直し方

ちょっとしたことで振袖が下がってしまっても、自身で対処できるようになります。詳しく解説します。

上前が下がったとき

このままの状態を放置していると、草履で歩いているときに自身で裾を踏んでしまう恐れがあります。さらに着崩れが進行するだけではなく、怪我に繋がる恐れもあるため早めに対処しましょう。

また、正面の部分なため写真映りにも影響してしまいます。直し方は、下がったぶんの振袖を腰紐のなかに入れるようにします。

帯が下がったとき

帯はボリュームがあるため、時間が経過すると着崩れが起きやすくなります。それを防止するために、小さめのタオルハンカチをカバンに忍ばせておくようにします。

対処法は、小さめのタオルハンカチを帯の下に入れるようにします。背面が下がってしまうとだらしない印象を与えてしまうため、背中は自身で見えない部分ですが、そのようなことにならないように早めに対処しましょう。

まとめ

着崩れをそのまま放置していると、さらに悪化してしまうため発見したときはすぐに直すようにします。人前でも問題なく直せるようになっているため安心してください。ただし、後ろ姿は自身では見えないので、こまめに化粧室に足を運んで確認する必要があります。

周囲の人から常に見られていることを意識するだけで、適切なタイミングで直せるようになるでしょう。分からないことは着付け師に相談しましょう。

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