振袖レンタルにかかる費用に差が生じる理由とは?相場と合わせて確認!

公開日:2021/12/01  最終更新日:2022/11/16


一生に一度の思い出を飾る振袖。一度しかないからこそ振袖には色や柄、素材に気を使いたいところですが、費用面も気になるのではないでしょうか?いくらくらいが費用相場で、何に費用の差が出るのでしょうか。そこで今回は振袖レンタルにかかる費用相場と、振袖の費用に差が生じる理由について紹介します!

振袖レンタルの費用相場

まず振袖レンタルの費用相場を確認しましょう。振袖レンタルの費用相場は、安くて6万円前後、高くて30万程度になっています。全体的な相場は25万円程度だと考えておくとよいでしょう。6万円前後のプランは最低限のものしかついていない場合が多いですから、ほとんどの方はさらに上乗せの費用が乗るものだと思っていたほうがよいでしょう。

レンタルは購入より確かに安いですが、振袖をレンタルする場合には小物や取り置き代金などが含まれています。そのため振袖を安くレンタルしたいと考えている方はいくつかの貸出店舗を参照し、比較するのをおすすめします。

振袖レンタルにかかる費用に差が生じる理由とは?

なぜ振袖レンタルは、お店や振袖によって差が生じるのでしょうか。

生地の質

振袖のレンタルで値段が左右される一番の要因は、生地の質です。振袖の生地は主に正絹を使って仕立てられますが、近年はポリエステルを使って作成している場合もあります。

正絹は高級なものですから、ポリエステルで製作された物よりは遥かに値段が高くなる傾向にあるのです。また正絹は国内生産か国外生産かでも価値が変動し、現在は国内生産の正絹が非常に少なくなっているため希少価値が高くなっています。正絹の利点は通気性・保温性に優れており、肌触りがよく、絹独自の光沢感があること。

対してポリエステルの利点は耐久性に優れ、速乾性が高いこと。また安価で手に入るため写真を撮るだけという方には、手に取りやすいでしょう。このように生地の質で振袖レンタルの料金は大きく変わってきます。

専門店の知名度

振袖をレンタルしているお店の知名度もレンタル料を左右する要因の一つ。振袖の専門店は、全国展開している大型のチェーン店から、地域密着型の店舗までさまざまな形があります。大型なお店であるほど、プランの種類が豊富で、割引・キャンペーンなどを多く取り扱っている印象です。

また地域密着型や個人で経営している振袖の店舗は、店主の好みであるため高い商品しか扱っていないことや、価格の安さを売りにしている場合もあります。

制作方法の違い

また染め方・織り方の違いでも値段に差が出てきます。染め方には下記の3種類があります。

・インクジェットプリント
・型染
・手描染

インクジェットプリントは近年流行っている染め方で、生地の裏が白くなっているのが特徴です。染め方の中では安価で大体30万~50万円が相場です。(購入の場合)型染は型紙を使って織り上げた布に防染糊や色糊をおいて色染めを行います。

型染めは手作業で行う染め方のため、それぞれの振袖に個性が出るのが特徴です。価格は30万~50万円程度が相場になります。

手描染は名前の通り手描きで色染めを行う方法です。一枚の紙に下絵を書いて手作業で染めていきます。そのため量産が不可能であり値段も50万円以上するのがほとんどです。

また織り方の違いによっても、値段が変化します。一般的には安い振袖は使用する糸の本数が少ない傾向にあり、生地が薄くなります。また糸の本数が多いほど振袖が重たくなるため、高級な振袖は重いとされています。生地を見分けるコツとして覚えておいてもよいかもしれませんね。

振袖レンタルを利用する際の注意点

振袖レンタルをする際には、いくつか注意するポイントがあります。3つご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

レンタルの内容

振袖レンタルをする時の一番の注意点はレンタル内容の確認です。当たり前かもしれませんが、レンタルの契約をして当日に○○が足りなかった。着付けは対応していいなかったなど問題が起きてからでは手遅れになってしまいます。振袖レンタルにプランには装飾品が付いていないものや、追加料金が発生するプランなどもあります。そのため契約を行う際に、疑問点などがあればすべて解消しておくことが大切です。

成人式当日の着付け時間

振袖をレンタルする場合には成人式の日に着付けをされる方がほとんどでしょう。そのため成人式当日の着付け時間を把握しておくことも大切です。また着付け場所から成人式会場までのアクセス方法や、所要時間なども検索しておきましょう。着付けには一般的に1、2時間かかるといわれています。できるだけ余裕をもって予約しておくと安心ですね。

アフターサービス

「アフターサービスが手厚いかどうか」も振袖レンタルの注意点です。当日に着物を汚してしまった際の負担額や、保険料、事前キャンセルはいつまで対応しているか、小物の紛失はどう対応するのかなど確認しておくとよいでしょう。アフターサービスが手厚い店舗を選んでおくと、何かあった時に対処がしやすくなるためおすすめです。

 

今回は振袖レンタルの費用相場と、費用に差が出る原因について紹介しました。一生に一度しかない振袖は妥協せずに選びたいですよね。しかし値段が高くてレンタルできないこともあるでしょう。費用を抑えたいという方は素材ではなく色や柄をメインに選ぶと費用を抑えられます。ぜひこの記事を参考にして振袖選びを始めてみてください。

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