小柄な方に似合う振袖の条件とは?コーディネート術も合わせて解説!
最近は、手足が長い高身長の女性も増えていて、振袖を着ているモデルさんもすらっとした方が多いです。そのような写真を見ると「小柄な自分には振袖は似合わないかも…」と思ってしまうかもしれません。しかし、小柄な方でも振袖は似合います。ここでは、小柄な方に似合う振袖やコーディネートについてまとめています。
小柄な方に似合う振袖の条件
小柄だと振袖は似合わないということはありません。なぜなら、昔の女性は今よりも平均身長が低い中で着物を着こなしていたからです。平安時代の女性など着物を着ていますね。
しかしこの時代の女性は、みんな身長が150cmほどだったとされています。ということは、小柄でも振袖を着ることはできるのです。ただ、最近は高身長ですらりとした体型の人向けに作られた振袖も増えているので、小柄な方は小柄な体型に合うものを選ぶ必要があるでしょう。
■小さな柄を選ぶ
振袖の柄は小さなものを選びましょう。小さな柄を選ぶことで、身長に合った可憐な雰囲気を出すことができます。もし大きな柄を選びたい場合は、柄と柄の隙間があるものであれば問題ありません。隙間の無いものを選んでしまうと、振袖が目立ってしまうので、振袖に着られているような印象になってしまいます。小さい柄を選ぶと、体型とのバランスが取りやすくなるので、スタイルも良く見えるでしょう。
■淡い色を選ぶ
小柄な方は淡い色を選ぶのがおすすめです。淡い色を選ぶことで、可憐な雰囲気と大人っぽさを出すことができるためです。淡い色を選ぶ際に注意したいのが、帯の色です。帯の色は濃い色を選びましょう。淡い色の振袖を引き締めてくれて大人っぽい雰囲気にすることができます。淡い色だけだと子どもっぽい雰囲気になってしまうこともあるので、締める色は入れたいですね。
小柄な方の魅力を引き出す振袖コーディネート術
小柄な方が振袖で素敵になるためのコーディネートのポイントをまとめました。小柄だからこその魅力を引き出しましょう。
■ハイヒール草履がおすすめ
小柄な方は、ハイヒール草履を合わせてみてください。ハイヒール草履は、ヒールが高くなっている草履です。通常の草履はぺたんこですが、ハイヒール草履は厚底サンダルのように分厚くなっています。
ヒールの高さがあることで、身長が高く見える、高さを出してすっきりしたシルエットに見せることができるというメリットがあります。ヒールが高いと歩きにくそうと思われるかもしれませんが、ハイヒール草履は全体に底を高くしているので、歩きにくさは少ないでしょう。
■ファーやかばんを選ぶ際は小さめに
小物選びで注意したいのが、ファーやかばんです。ファーやかばんを大きなものにしてしまうと、小物が目立ってしまいます。振袖姿を綺麗に見せたいならあまりボリュームが無い小さめのものを選んでください。
■半襟や帯揚げの色に注意する
半襟や帯揚げの色にも注意してください。これらの色を決める際は、着物の柄に入っている色から同じ色を一つ選んで決めるのが良いです。小物の色も同じ色にしておきましょう。色々な色を取り入れてしまうと、コーディネートにまとまりがなくなってしまいます。できるだけすっきりとまとめるためにも、色は統一感を出しましょう。
小柄な方に似合う着付け方法
小柄な方が振袖を着る場合、着付けも工夫しましょう。下記の点を意識するのがおすすめです。
■帯の位置を高めにしてもらう
着付けをしてもらう際は、帯の位置を高めにしてもらってください。高めにすることで、足を長く見せることができます。帯だけでなく帯締めもやや高めにします。このようにすることで、バランスが取れます。帯の位置の目安は、みぞおちの部分に帯の上線がくるような感じがベストです。
そして帯締めは、帯の中央から2~3cmくらい高くしておくのがポイントです。高くしすぎてしまうと幼く見えてしまうので気をつけましょう。着付けのプロに相談すればちょうど良い位置で結んでくれるでしょう。また、帯締めは色々なデザインがあるので、帯締めを選ぶ際は、コーディネートのアクセントになるように選んでくださいね。
■ヘアスタイルも高さを出す
ヘアスタイルで高さを出すことで、小柄な方でも身長を高く見せることができます。お団子を高めにする、髪飾りを大きめにするなどして、ヘアスタイルに縦のボリュームを出しましょう。
小柄な方に似合う振袖の条件やコーディネートのポイントについてご紹介しました。小柄だからと振袖を諦めていた人も、昔の女性は小柄だったという点で、小柄でも振袖は似合うかもしれないと自信をもっていただけたのではないでしょうか。
ぜひ本記事でお伝えしたポイントを意識して、ご自身に似合う振袖を探してみてくださいね。条件やコーディネート術にはさまざまありますが、どれも決して難しいことではないので、チャレンジしてみましょう。